▫️ 降り積もる雪が町をやさしく包む日の話|まいにちポケット

冬の暮らし

まいにちの中で、心が折れそうになることって、ありますよね。
そんな中にあっても、
小さな“光のかけら”を見つけられる瞬間があるかもしれない。

今、光が見えないあなたへ。
わたしが冬、雪の日に感じたことを、そっとお伝えします。

テレビでは「今季最強の寒気」と大騒ぎしている。
でもこの空気、ほんとうに「最強」?

雪国で暮らすわたしたちにとって、これはまだ「いつもの冬」。
ニュースであふれる「大変」「注意」「警戒」という言葉の数々。
どこか首都圏を中心に組み立てられた情報のパズルに、
地方のリアルが無理やり貼りつけられているように感じることがある。

どんなことが起こるのかと構えていたけれど、
目の前に広がっていたのは、いつもと変わらない雪の景色だった。

わたしの現実は、いつも通りの静かな冬のままだった。

わたしは、雪とともに育ってきた。

一旦雪が降り始めると、車が出せるように雪をすかさなければいけない。
いつもより早く準備しないと、間に合わない……><

誰も手伝ってくれない日は、永遠に一人で雪と格闘。
少し多く降ると、バスは遅れて、時刻表どおりに来ない。
それに巻き込まれて、ちゃんと着けるかどうかでハラハラする日もある。

そんな雪は、面倒で、疲れて、
ときには孤独を感じさせるものだったりする。

だけど、
いつも不思議なほど、心をキラキラさせてくれる瞬間がある。

色とりどりで雑多な町並みを、雪は一瞬で白一色に染める。
街灯の光が反射して、夜はいつもより明るく、やわらかくなる。

音までも吸い込んでくれて、
澄んだ空気の中に静けさが広がり、
ふっと「祓われたような感じ」が生まれることがある。

それが、わたしの好きな冬の夜。

そして、いちばん好きだったのは、通学の朝。

雪が降った翌日の晴れた朝、
真っ白な田んぼに太陽の光が差して、
その中を一人で歩いていく。

学校までの道が、まるで日常じゃない世界に続いているみたいで、
ちょっとドキドキしながら歩いていた。
そのキラキラした朝は、まるでプレゼントみたいで、
「今日はちょっと得したな」なんて思ってた。

あまりにもきれいな風景だったから。

雪すかしが大変な日もあるけれど、
雪が降るたびに「町が毎年リセットされる」ようで、
わたしはまたここから始められる気がする。

そう思ったら、
雪って、悪くないと思いませんか?

一見ネガティブに思える出来事の中にも、
その瞬間にしか得られない特別な感覚や気づきがある。

今、大変だと感じている毎日の中にも、
少しだけ、心が明るくなる“かけら”があるかもしれません。

今日も、きっとよき日になりますように。

雪の日の静かな夜、心まで冷えてしまわないように。
わたしが大切に使っている「湯たんぽ」のお話も、
よかったらのぞいてみてくださいね✨

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